Health Documentary:身体を変える、リアルストーリー
今月は「RUN」をテーマにお届けしています。先週、BLUE SIX COFFEEで開かれたトーク&ランイベント「ATHLETE x Athlete Vol.1」。雨天のためランニングはできませんでしたが、アスリートをお招きしたトークショーを行いました。
ご登壇いただいたのは、テニス界のレジェンド 添田 豪さん(デビスカップ日本代表監督)と、サーフ界のレジェンド 大橋海人さん(プロサーファー)。今回はイベント当日の様子と、アスリートのお二人の体のコンディション作りについてお伝えします。
スペシャルゲスト、添田豪さんと大橋海人さん
トークショーの様子
カフェの2階には写真を展示
テニスにはオフシーズンがないため、トレーニングだけをする期間は少ないという添田さん。それでも現役時代は、試合前に2週間以上のトレーニング期間を設けて体を整えるようにしており、その結果、試合中の体の動きが良くなったり、疲れにくくなったりという効果を感じていたそうです。体のコンディション作りについて添田さんは、「まずは、自分の体を知ることが大切」と教えてくれました。
添田さんは体重が減りやすい体質で、試合を重ねると体力が落ちやすいという課題があり、試合前のトレーニング期間が必要だったと言います。一方で、体重が増えやすい選手の場合はトレーニング期に体が重くなりすぎてしまう、という懸念も。
現在、日本代表の監督を務める添田さんは「特に若い選手は、そういうノウハウを知らないことも多いので、丁寧に教えていきたい」と語ります。個人の体を知るということを、現役時代から現在の監督業でも大切にされています。
世界で活躍するお二人の対談
「トレーニングをすることで、いざという時に波に乗れる、という自信はつくのですが、それだけではないのがサーフィンの難しいところ」と話すのは大橋さん。海との対峙。サーフィンの世界では、どれだけ自分のコンディションが良くても、良い波が来なければ戦えない、という瞬間があると語ります。
一瞬のチャンスを逃さないため、トレーニングに加えて、食事コントロールも行っているそうです。血糖値の測定や血液検査などを行い、自分に合う食べ物・合わない食べ物を調べたという大橋さん。検査の結果、牛肉に少量のアレルギー反応が出ることがわかり、試合の1ヶ月前からは牛肉は食べず、魚を食べるようにしていると言います。
「ずっと海にいるからか、魚が体に合うんです(笑)」と冗談まじりに教えてくれました。異なるスポーツで活躍するお二人ですが、その基礎となる体作りには、自分の体を知り、自分に合ったコンディション作りを行うという共通点がありました。
座りながらできるストレッチを体験
最後に質問コーナーも
終始、和やかな雰囲気で進行した本イベント。ランイベントということもあり、ご来場いただいたお客様の40%以上が、2〜3日に一度はランニングを行っている方でした。皆さんに走る理由を聞いたところ、
・走る仲間が増えて、走るのが楽しいから
・継続する力を身につけたいから
・心も体も美しくいたいから
・メンタルを安定させたいから
など、走る理由は人それぞれ。自分にとって必要なものを理解し、目的を持ってランニングを行っている人が多いということですね。
アスリートのお二人の貴重なお話を聞き、運動の習慣がないというお客様からは、「体を動かすことへの期待感とワクワクが生まれた」という声が寄せられました。こういったイベントが、自身の健康について考える第一歩になれば嬉しいです。そして、このHealth Documentaryも、誰かの「未来の健康」に向けたアクションのきっかけになればと思い、発信を続けています。
次回は、3月の「RUN」特集の総集編をお届けします。
