Vol.00
What's up BOSS
全部、自分たちでやってみるという決意
2年前、僕らは決めた。映画も、雑誌も、展示も、すべての制作物を自分たちで作っていこうと。きっかけはアクシデントだった。長い期間をかけて一つのものを作っていると、本当にたくさんのことが起こる。事件も事故も、色々なことが重なり、最終的に僕らが自分たちで作ったほうが良いと思ったからだ。
この時の判断は、正解が分からない。
自分たちで作って酷評される
自分たちで作って称賛される
他の人たちが作って酷評される
他の人たちが作って称賛される
結果は分からない。だから、次に繋がるのはどっちか? と考えた。それまで、「映画はさすがに無理でしょ」とか、「雑誌は編集部がやるものでしょ」と思っていた。
でも、できるかもしれないと思ったし、もしかしたら自分たちでやった方が、想いも、意図も、熱量も、ちゃんと伝わる。そう思えたからだ。もちろん、外部のプロの力は借りる。でも企画、脚本、編集、構成という本質の部分には責任を持つ。
「何を作るか」「なぜ作るか」「誰に届けるか」
それを他人任せにしない、という話だ。今までも、何度も経験してきた。何かが大きく変わる時というのは、嬉しいことと、嬉しくないことが、セットでやってくる。でも、たぶんそれが“変化”なんだと思う。
だから僕らは、また次に進む。今回も、自分たちの手で作りながら。

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