Health Documentary:Vol.9 健康との付き合い方
昨年9月に体の疲れやすさ、不調を訴え、血液検査を受けた高橋悠介選手。
その結果、脂肪肝と食物過敏症であることが発覚しました。
それから、体調の変化やトレーニング、食事に密着し、あっという間に半年が経ちました。
その中でもお届けしてきましたが、高橋選手の体調はだんだんと回復に向かい、実際に試合中、疲れにくくなったり、力強いパワーを発揮し、突然起こる痙攣もなくなり、試合を通して本領発揮ができるようになってきたと感じています。
対戦相手の世界ランクも上がってきており、以前に比べて互角に戦えていると感じ、負けてしまった場合も何もわからず敗北……ではなく、どのような要因で敗れてしまったのか、を考えられるまでに成長していることを、自分自身でも感じています。
すごく前進してますね!
特に原因不明の体調不良が減り、体のコンディションを自分で予測できるようになったことは、安心感にも繋がっているようです。
変化は試合面だけでなく、食事コントロールの中でも起こっていました。
以前は様々な食物に対して過剰反応を起こしてしまっていたため、原因が複雑に入り組み、何を食べたことで体に悪影響を及ぼしているのか、見当もつかない状態でした。
しかし、糖質制限・卵/乳製品の排除・ローテーション法などの食事コントロールと上手に付き合う中で、だんだんと何を食べると体に反応が出るのか、どの食物は影響が出ないのか、反応に対する対処法が分かるようになったといいます。
これが、自分のことを知るということです。
アスリートである高橋選手は、テニスという競技で相手と戦いますが、それは、自分をどこまでコントロール出来るのか、という勝負でもあるのです。
そのためには自分のことを知る、自分の体を知る必要があるのです。
この気付きは、高橋選手にとって非常に大きな発見となりました。
戦う相手が世界レベルに変化している今、次の課題は強靱な体を作り上げること。
この「体づくり」には、やはり食事の量や質がポイントになります。しかし、現在行っている食事コントロール法は、体作りにとってはマイナス。
お米・小麦・卵・乳製品・チーズなど、非常に役立つ食物のほとんどが食べられないのです。
食事コントロールにより体の炎症が落ち着き、食べても体に大きく悪影響を及ぼさない食物も分かってきました。
これを機に、もう一度血液検査を行い、食べてもよい食物が何で、どのくらいまで食べてもよいのかをチェックすることになりました。
また、海外遠征の前後で血糖値の変動も計測していくことに。これら検査の結果も分かり次第お届けしていきます!
高橋選手の体づくりはどのように変化していくのか、引き続き一緒に応援していきましょう!
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