Vol.00
What's up BOSS
山を登り続けるということ
14座。ヒマラヤ・カラコルム8000m峰の全てを登った日本人として、石川直樹さんが2人目の偉業を達成した。その事実だけでも充分すごいのに、彼が語る内容は、どこか静かで、面白い。
「本当の頂上は、少しズレた場所にあるんじゃないか?」「なぜ登るのか?に、ちゃんと向き合いたい」
そんな話を、僕は今まで本人から聞いてきた。彼の言葉は、記録を超えたもっと先に向いている。それこそ、僕が石川さんに強く惹かれる理由でもある。
登り続けるというのは、すごく身体的なことだ。歩き続ける、向かい続ける、準備する、戻る。また始める。
チョコレートでも写真でもテニスでも経営でも、なんでもいいけれど、「やり続ける」という行為には、説明できない強さとしつこさが必要になる。石川さんは、誰かと競っているわけじゃない。山と、自然と、自分自身と、ただ向き合っているように見える。
でもその姿が、逆に多くの人の心を動かしてしまう。かくいう、僕もその一人だ。
5月25日、Uncolored Fesで石川さんと公開対談をします。僕がただ会いたいから、来てもらいました。テーマはまだ決めていません。たぶん当日も、決めないかもしれない。
ただ、「山を登る」ってなんなのか。そして、これから何を見たいのか。そんな話ができればと思っています。よかったら聞きに来てください。多分、ちょっと不思議な時間になると思います。
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