Vol.23

Health Documentary:Vol.7 食物過敏症を改善するローテーション法

橋悠介選手は昨年10月の血液検査で『食物過敏症』が発覚しました

その程度はかなり酷く、卵や牛肉など、タンパク質等、40品目以上の食材で過剰な抗体反応が出ていました

食べ物を食べる度に免疫反応が起こり、試合中に戦うエネルギーがなくなり、体や足が動かなくなってしまいます。改善するには、食べないことが求められますが、反応する全ての食材をやめると、食べられるものがなくなってしまうのです

そんな食物過敏症を改善するために、食事制限と、ローテーション法に取り組んだ高橋選手の食事をご紹介します!

〈高橋悠介選手の1週間の食事〉

DAY1

牛丼 ・ お刺身

DAY2

米粉のトマトパスタ ・ 焼鮭

DAY3

よだれ鶏

DAY4

米粉のカレーうどん ・ ハンバーグ

DAY5

チンジャオロース ・ 米粉の春巻き

DAY6

白身魚のホイル焼き

DAY7

米粉の餃子 ・ 豚汁

 

高橋選手は卵・乳製品・グルテン・牛肉豚肉に対して過剰な抗体反応を示しています

そのため、卵/乳製品/チーズなどは全く取らなくなりました。カフェラテは今ではブラックコーヒーに、ブラック一択になってからコーヒー本来の味の違いを感じられ、逆に楽しみが増えたそうです

グルテンを含むうどんや春巻きの皮などは、米粉製品に置き換えたことで、食事を楽しむ事ができています

また、牛肉/豚肉/鶏肉に関しては“ローテーション法”を活用しました

具体的には、過剰な抗体反応を起こしてしまう食品を3~4日ごとに摂取するように計画し、その間に他の食品を食べることで、その食品に対する反応を減らすことができます

このように、牛肉/豚肉/鶏肉を、連続で同じ物を食べることが無いように常に意識しています

始める前は、アスリートにとって大切な身体を作る事が出来なくなるのではないか、また、食事が楽しめなくなるのではないか、という不安が大きくありましたが、こんなにもバリエーション豊かな食事を楽しむ事ができると、前向きになれています

他にも、摂取するタイミングや、種類を一工夫するだけで、ハンバーグや唐揚げも食べることができる事を、発見しています

渡航先では英語表記がないレストランや、グルテンフリーが盛んではない国もたくさんありますが、食事が出来るお店や食材を見つけたり、各国の環境に合わせて、食生活を試行錯誤することが、楽しみの一つになっていると言います

マイナス要素をプラスに変えられる髙橋選手を、引き続き応援して行きます‼︎

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