Vol.20

Project Top 100:プロテニスプレイヤー本玉真唯

 BLUE SIX Training Club (B6TC) は、世界のトップ100位に、1人でも多くのプロテニスプレーヤーを輩出することを目指し、日々トレーニングと海外遠征を繰り返しています
現在、その目標の1番近くにいるのが、本玉真唯選手(24)(所属:島津製作所)です。

本玉選手(世界ランク119位。2/26現)は、3月3日(ひな祭り)から始まるATPマスターズ1000「BNPパリバ・オープン」に出場するため、アメリカ、カリフォルニア州に来ています。

昨年9月の東レPPOでは当時世界ランク2位のイガ・シフィオンテク選手(WTA1位 2/26時点)と接戦を繰り広げ、テニス業界で注目の話題となりました。

また、全豪オープンではバルボラ・クレイチコバ(WTA2位)と戦い、敗れはしたものの、世界1位、2位と戦うことが出来たのは、彼女にとって貴重な経験であり、大きな収穫となりました

この試合を振り返り本玉選手は、大きなプレッシャーを抱えながらも、自分のテニスが世界に通用することを実感できた、と言います。

同年、本玉選手は練習拠点をB6TCに変更し、増田健太郎コーチや原田夏希コーチをはじめ、新しい仲間達と一緒にトレーニングに励んできました。

コーチと話し合い、本玉選手が取り掛かったのは、攻撃へのフットワークでした。もともとフットワーク、正確なストロークコートカバーリングを武器に、ポイントを奪ってきましたが、そこに、前後の動きを加え、自ら攻撃を仕掛けていくプレースタイルへの変更に、取り組み始めました。

練習ではトレーナーもコートの中に入り、コーチと一緒に選手を見ながら、トレーニングメニューを考えます。トレーニングの効果がオンコートで現れているのか? 今までのフィジカルトレーニングに加え、体幹系やインターバルの量を増やし、大会に備えてきました。

また、サービスのコースがワンパターンにならないよう、試合を意識し練習、リターンやサーブのポジションも状況に応じて変化させ、相手に少しでもプレッシャーをかける方法を見つけています。

これまで経験したことのなかった、“自ら攻撃を仕掛けていく” というプレースタイルを掴むため、“隙を作らない” 自分を普段の練習から作り上げているのです。

自身のプレースタイルの幅を広げるきっかけになったのは、対戦相手のレベルが上がり、世界レベルに近づいているからです。

インディアンウェールズでの活躍を、皆で応援しましょう!

本玉選手や、内山選手など選手達の状況は、B6TCのInstagramで配信されています。

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