Vol.25

3rd Wave Coffee Culture : Four Barrel Coffee

Four Barrel Coffeeは、サンフランシスコに拠点を置くコーヒーロースター2008年にジェレミー・トッカーパートナーたちによって創業されました。

彼らのこだわりとコーヒーに対するアプローチが、多くのコーヒー愛好家や専門家から高く評価されています。

私が初めて訪れたのは2010年でした。その時から街のシンボル的なお店になっていて、多くの人がFour Barrel Coffeeの話題を口にしていました。

いつ訪れても行列出来ている、人気コーヒロースターの秘密はどこにあるのでしょうか?

彼らはコーヒー豆の選定から焙煎、抽出に至るまでの各工程において、徹底した品質管理を行い、独特な風味プロファイルを持つコーヒーを提供しています。コーヒーのラインナップは多岐にわたり、例えば「コロンビア・レコレクトーレス」はラズベリー、ホワイトフラワー、キャラメルの味わいを特徴としています。

店の奥でヴィンテージの大きなドイツ製焙煎機が動いていて、コーヒーを飲みながら焙煎士の仕事ぶりを眺めることができます。

独立系のロースタリーとして、ダイレクトトレードを重視し、生産者との密接な関係を築いています。ラテンアメリカ、インドネシア、東アフリカ等のコーヒー産地を訪れ、生産者の生活の質を上げることと、高品質なコーヒーを保証することに力を入れています 。

店舗のデザインや雰囲気も独特で、アートや音楽などのカウンターカルチャー要素を取り入れ、店舗では定期的にアートイベントや音楽イベントを開催し、地元のミュージシャンやバンドを支援しているのです。

これらが、多様な背景を持つ多くの人々を惹きつけ、コーヒショップがコミュニティ拠点の一つとなり、文化の交流点となっています。

様々な分野で活躍する人々との関わりが、Four Barrel Coffee のブランドイメージを形成し、より多くの人々を引き寄せているのです。

 Four Barrel Coffeeが、訪れる人々にとってコーヒーを飲む場所以上の意味を持存在となったのは、独自の文化的アイデンティティを築き、地域社会と密接に結びついていることが大きく影響しています。

サンフランシスコという街の、多様性と創造性を象徴する存在となったFour Barrel Coffeeは、ストリートから生まれた、新たなブランドと言えるでしょう。

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