Vol.13

MOLD FREE~カビのないコーヒーって一体何?〜

みなさん、カビ毒を知っていますか?

ここでは、コーヒー好きの私たちがカビ毒なしコーヒーを開発することになったワケを教えます。

カビ毒(マイコトキシン)とは、小麦や大豆・野菜など、様々な食べ物に発生する可能性があり、その発生のタイミングは、なんと栽培の段階からすでに始まっているのです。

何かを食べることで、知らない間に少しずつ体内に蓄積されるカビ毒。これらが蓄積されると、発がん性や、腎臓損傷、免疫不全などカビ毒の種類により様々な害を及ぼすことがわかっています。

このカビ毒(マイコトキシン)の1種にオクラトキシンAがあります。

国際がん研究期間(IARC)の発表では、このオクラトキシンAが蓄積されると腎臓に対し、発がん性のリスクを増加させると評価しています。他にも慢性腎臓病のリスクも増加させる、このオクラトキシンAが発生しやすい食材の一つが、なんとコーヒーでした!

私たちはコーヒーを毎日飲んでいます。中には1日に3杯も4杯も飲む日だってありました。このコーヒーにまさかカビ毒が入っていたなんて、、、コーヒーホリックの私たちにとっては一大事でした。

体に害のない、スペシャルティコーヒーを飲みたい!

これがカビ毒なしスペシャルティコーヒーを開発することになった理由です。
栽培段階でカビ毒に感染してしまう要因として、特に湿潤な気象条件下や肥料等の不適切な貯蔵状態でリスクが高まることがわかっていました。そのため、生産者は適切な農業慣行、貯蔵条件、品質管理を実践し、食品衛生基準を守ることが必要です。

これらをクリアしたクリーンな農園を、世界にある無数の農園の中から探し出すと言う、途方もない旅が始まったのです。

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