Health Documentary:Vol.2 血液検査
血液検査から3週間、神戸に遠征に出ていた高橋選手は、検査結果を聞く日を迎えていました。
高橋選手の身体には何が起こっていたのか?
今回の検査は、日本機能性医学研究所斎藤クリニック院長の斎藤糧三医師にお願いしました。
アメリカ発祥の機能性医学は、できる限り治療薬に頼らず、発症原因に着目して予防と根本治療を目指しています。
世界で戦うアスリートには、ドーピング規定があるため、治療薬を使うには限りがあります。長い遠征やトーナメントを戦い抜くには、自分の身体を理解し、コントロールする術を持つことが勝利に近づいていくのです。
今回の検査では、大きな問題が2つ発覚しました。
1つ目の問題は、脂肪肝の可能性です。
脂肪肝は食べ過ぎ、飲み過ぎが原因となることが多いですが、高橋選手は日頃の食事では糖質の摂取量を控え、良質な油オメガ3を多く含む魚などもバランス良く摂取するなどの食事管理を行っていました。
その上で、脂肪肝の原因として考えられるのは、飲み物。スポーツドリンクの可能性が浮上したのです。
日頃の練習や試合で脚がつるようになってしまった頃から、水分補給のため、試合の前日から摂取するなど、従来以上にスポーツドリンクを多く摂取していたのです(多くのスポーツドリンクには、糖分がたくさん含まれています)。
日頃から糖質を摂りすぎないよう、注意していましたが、意識していることと、身体の中で起こっていることには大きな違いがありました(ここがポイントです!)。
まずは、スポーツドリンクの摂り方を変えます。
水分補給のため、試合の前日夜から摂取していたスポーツドリンクを、試合が始まってから試合終了後1時間の間でしか飲まないようにします。
次に、サプリメントについて、【水素】のサプリメントを服用することを勧められました。
水素には還元作用があるため、身体に悪影響を及ぼす悪玉活性酵素を除去してくれたり、肝臓では中性脂肪を分解するホルモンを分泌するため、脂肪肝の解消に役立つと考えられています。
主にこの2つを実践しながら、次なる国内外の遠征先各地へ向かいました。
引き続き、世界への挑戦をサポートしていきます!