Vol.00

BLUE SIX COFFEEの味わい方

今朝のコーヒーはなんだか甘くて、飴のような甘さを感じながら、出勤前の10分を過ごしていました。昨日はこの甘さは感じなかったのに、と思いながら飲んでいたのです。

お湯の温度や注ぐ量、粉の量や挽き方をきっちり揃えても、その日によって味が違います。

毎日飲んでいるから、微妙な味の違い敏感に感じるようになっていて、それは、おばあちゃんの家で食べるお米の味と、家のお米の味の違いが分かるように、多くの人がラーメンの良し悪しを語るのと同じように。

日本人の多くの人にとっては、お米の銘柄は一つではありません。魚沼産のコシヒカリだったり、宮城・古川分場のササニシキであったりと、自分の好きな銘柄や産地があります。

そして、毎日お鍋でご飯を炊くなど、炊き方にこだわりがある人も少なくありません。

では、コーヒーはどうでしょうか?

コーヒー豆の焙煎には、回転式ロースターが使用されます。大きくてグルグルと回っているヤツです。コーヒー豆は水分を多く含み硬いため、強い熱で回転させながら豆に均等に熱が回るようにする必要があります。それにより焼きムラが少なくなり、コーヒーの風味を最大限に引き出すことが出来ます。

と、少し専門的なことを書きましたが、お米にしてもコーヒーにしても、僕達はこだわるのが目的ではなく、美味しくいただくのが本来の目的です。

美味しく飲んで、楽しい時間を過ごしたいのです。そのために、豆や焙煎、挽き方やグラインダー、ソーサーやカップ等にこだわったりしたいのです。

そうう行為全体が、美味しさを作っているのだと思います。

Other stories

Mail Magazine

UNCOLORED WEEKLY MAGAZINEは、クラフトカルチャーを軸に、世界中を独自取材し、次の時代のヒントを見つける為のカルチャーマガジンです。毎週末にお届けします!