Health Documentary:Vol.5 不調の原因
血液検査の結果が出て、自身の体に起こっている不調の原因が明らかになってからはより集中的なトレーニングを行うことにも成功しました。
それまでは、身体の不調の原因が不明確で、トレーニングを強化することも休むことも、判断することが非常に難しかったのです。
自分自身を知ることで、食事だけでなく、トレーニングにも良い影響が出始めたのです。
2024年1月から、いよいよ、バンコク・・・オーストラリア・・・と海外を飛び回り世界のチャレンジャーと試合をする日々が始まりました。
2023年夏頃には中国やタイなどの遠征に出かけるたび、お腹の調子や体力持久に不調が現れ、パフォーマンスを満足に発揮できなかった高橋選手は、半年経った今どのような試合となったのか・・・
その結果は、一目瞭然、自他共に認められるほど、格段に良くなっていました!
1月8日から行われたバンコクチャレンジャーでは、シード対戦となったSquire Henri選手(世界ランク262位)と互角な試合を繰り広げ見事勝利しました。
さらに、2/5に行われた豪バーニーチャレンジャーでは圧倒的にパフォーマンスが向上していることを感じる試合がありました。
23年秋に体力切れを感じ満足に闘うことができず、惜しくも敗れた相手、Haliak Mikalai選手(世界ランク374位)と見事な接戦ののち勝利したのです。その試合時間は、なんと3セット合計で約2時間にも及ぶ長時間の試合でした。1セット目は、高橋選手が、2セット目は7点先取で相手が取ったこの試合、3セット目で体力切れすることなく粘りきり、見事勝つことができたのです。
他の試合でも約2時間の試合時間に対して全く太刀打ちできない。。ということが減り、明らかに身体の不調が改善していました。
高橋選手は、この日々を経て、これまで長い期間モヤモヤしていた不調が、確実に改善に向かい、日々のトレーニングの効果を試合中に感じることができるようになりました。
こうして効果を感じることで気持ちもポジティブになり、大きくモチベーション向上に繋がったのです。
高橋選手は今、まだ痙攣などの不調が全くなくなったわけでは無いが、これからも原因に対してひとつずつ解決し、もっとパフォーマンスを上げていきたいと感じています。
来年には全豪オープンに出場したい。
そのためのスタートラインはもう直ぐ近くまで見えています。
引き続き食事の改善もトレーニングもストイックに自分と向き合い続ける高橋選手は、まさにFind Your Own Standardsを体現しているとBLUE SIXチームは感じました。
そんな彼を私たちも全力でサポートしていきたいと思います。