Vol.00

Health Documentary:身体を変える、リアルストーリー

「1日2リットルの水を飲みましょう」

健康や美容に関心のある人なら、一度は耳にしたことがあるフレーズかもしれません。実はこの数字、単なる目安ではなく「体重×約40ml」という計算式から導き出されたもの。つまり、体重が50kgの人なら、1日あたり約2リットルの水分が必要とされているのです。

「水分」を特集している、 7月のHealth Documentary。今回は、編集部員が1日の水分量を測定してみました。

まずは普段の生活で、どれだけ水を飲んでいるのかを可視化するところからスタート。手元の500mlボトルで記録を取りながら1日を過ごしてみると、意外にも、飲んでいたのはたったの1リットル前後。13時の休憩時間までに500ml、19時の退勤時刻までに500mlほど飲もうと意識していましたが、退勤時点で残っていた水を見て、「あ、まだ飲めてない…」と気づく日が続きます。特に夕方以降は、身体が水を欲していないように感じて、飲むのがつらくなってしまうのです。

そこで、習慣を少し変えてみることにしました。「朝起きた時に、まずコップ一杯の水を飲む」。たったそれだけのことですが、日中の飲み残しが少し減っていきました。1日のスタートで水を貯金しておくイメージです。

2リットルの水が習慣的に飲めるようになると、次に気になるのはタイミング。「何時にどれくらい水を飲むのが理想的なんだろう?」

水分摂取には「ゴールデンタイム」があります。例えば、

・朝起きてすぐ

・食事の30分前

・入浴の前後

・就寝前

といったタイミングに意識的に水を摂ることで、吸収効率が高まり、内臓への負担も軽減されるとわれています。いつ飲むかは、どれくらい飲むかと同じくらい重要な視点だということが見えてきました。

そんななか、green bean to bar CHOCOLATE中目黒店のリニューアル工事開始日のこと。店舗の引き渡し作業があり、搬出で汗だくの1日でした。真夏日の炎天下、汗をかきながら自然と手が伸びたのは、いつもの水ではなく、冷えたスポーツドリンク。

後で調べてみると、気温が高い日や運動中は、常温より冷たい水の方が体温上昇を抑え、身体への吸収も速いのだとか。また、ナトリウム・カリウムなどの電解質を含むドリンクを選ぶことで、パフォーマンスの維持にも繋がります。

「水を飲むだけ」と思っていたことが、実はすごく奥深い。飲む量、タイミング、種類、温度…少し意識するだけで、身体の調子が変わっていきます。明日は、どんな水を、いつ、どれくらい飲もうか。そんな問いかけが、未来の身体を少しずつ良いものに変えていきます。

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