Vol.00

Health Documentary:身体を変える、リアルストーリー

7月のテーマは「水分」。

先週は、水分補給の重要性についてお伝えしました。今週は、BLUE SIX OPENの現場に同行した編集部スタッフによるレポートをお届けします。

「今日は33℃あります」そんなアナウンスから始まった朝。スタッフは、大会のアウトドアコートに向かっていました。影は短く、日差しは強く、朝から汗がにじみます。設営を終えて、1日の運営がスタート。水やスポーツドリンクを手に、スタッフも“挑む”気持ちでその場に立ちます。


ある日、韓国から来た若手選手が、試合中に体調が悪くなりメディカルコールが入りました。トレーナーは急ぎ足でコートへ。後で話を聞くと、前日の試合終わりから頭痛などを感じていて、回復が間に合わず、その日もめまいなどの症状が出ていたと言います。

水分や塩分不足による、典型的な脱水症状です。トレーナーやコーチの指導のもと、試合に向けてコンディションを整えてきたプロの選手でも、体調を崩してしまう。目の前で戦うアスリートたちの姿に、水分補給の難しさを実感しました。

実は編集部員も、現場でずっと立っているなか、頭がボーッとしてきて、「あれ、なんか変だな」と感じたタイミングで水を飲んでいました。でも、トレーナーに言わせればそれはもう遅い。喉が渇いたと感じた時点で、身体はすでに脱水のサインを出しているのだそう。

「スタッフも、自分の体調にもっと意識を向けてくださいね」と言われて、少しハッとしました。水分補給は、受動的ではなく、戦略的に行うものなのだと気づかされた一言でした。


今回の大会を通じて感じたのは、選手はもちろん、スタッフも、観客も、そして大会を支えるすべての人にとって、水分は“仕事の精度”を左右するファクターなのだということ。最後の試合が終わって、ペットボトルの残量を確認した時、スタッフはふとつぶやきました。
「今日、あと1本分くらい水が足りてたら、もう少し元気に声を出せたかもなあ」その感覚は、選手にも、他のスタッフにも、きっと共通していたはずです。暑さはこれからが本番です。自分に合った水分量や、摂取のタイミングを知ることは、自分の身体を守るための“戦略”になるでしょう。

Find your own standards.

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