Vol.00

Health Documentary:身体を変える、リアルストーリー

新年度が始まる4月のHealth Documentaryでは、「トレーニング」について特集します。

トレーニングといえば、かつては筋トレが中心で、「うさぎ飛び」や「水を飲んではいけない」という根性論がまかり通る時代もありました。しかし、今はピラティスやストレッチなど、身体のコアを鍛え、柔軟性を重視したトレーニングが注目されています。

この変化はなぜ起こったのでしょうか? そして、私たちはどのように「自分に合ったトレーニング」を見つければいのでしょうか。

筋肉を鍛える = トレーニングの時代

昭和や平成初期のトレーニングといえば、筋肉を鍛えることが第一でした。例えば、部活では走り込が重視され、筋力トレーニングが最優先されていました。水分補給すら制限されることもあり、体力がある人が強いという価値観が支配的でした。

科学が変えたトレーニングのあり方

しかし、その後のスポーツ科学の発展により、単に筋肉をつけるだけではなく、「いかに効率よく体を動かすか」「怪我を防ぐか」といった視点が重要視されるようになりました。例えば、

・ストレッチの重要性が認識されるようになった

・筋肉だけでなく、腱や関節の柔軟性がパフォーマンスに影響することが分かった

・適切な水分補給がパフォーマンス向上に不可欠であることが証明された

こうした研究の結果、昔のような「根性論」だけではなく、より科学的なアプローチでトレーニングを考える流れが生まれました。

柔軟性と持続可能性が大切に

そして今、特に注目されているのが「柔軟性」や「持続可能性」を意識したトレーニングです。

・ピラティスやヨガ:インナーマッスルを鍛え、しなやかな体を作る

・リカバリー:筋肉の再生に必要な時間を設け、怪我のリスクを下げる

・ファンクショナルトレーニング:日常生活やスポーツなどに応じた多関節運動を通じ、動きやすい体を作る

・呼吸やマインドフルネス:集中力やストレス管理のためのアプローチ

単に筋肉をつけるのではなく、自分のライフスタイルや目指したい姿に合った体づくりを行う人が増えています。


近年は、リカバリー自体がトレーニングの一部としてなされるようになりました。リカバリーの方法には、睡眠などの休息はもちろん、プロテインなどを通じたタンパク質の摂取、そしてアクティブリカバリーがあります。

アクティブリカバリーとは、ストレッチや軽いジョギングなどで血流を促し、乳酸の除去や筋肉の緊張緩和を促すことです。こうしたトレンドの変化は、まさに「Find your own standards.」の考え方に通じるもの。トレーニングで大切なのは、「今の自分にとって何が必要か」を見極めることです。自分に合ったトレーニングを見つけることが、未来の健康への第一歩になります。

次回は、BLUE SIX TRAINING CLUBのアスリートが、「ピラティスを通じて体を整える」体験をしたレポートをお届けします!

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