BREW YOUR SUMMER
BLUE SIX COFFEEの新しいコーヒー豆、「INDONESIA GAYO」。この豆が届くのを、今か今かと待ちわびていました。実際にインドネシアに足を運び、農園を訪れ、一口飲んだ時の感動は忘れられません。雑味が少なく、紅茶を思わせるようなフルーティーさとクリーンさ。絶対に日本でも飲みたい、そう思って準備を進めてきました。
「INDONESIA GAYO」で使用するのは、スマトラ島最北端にあるガヨ地区のセゾンゴット農園で採れたコーヒー豆。気候的に朝晩と日中の寒暖差が大きく、霧が発生しやすい高地であるため、コーヒー豆がゆっくりと成熟し、豊かな風味を育んでいます。
農園主はもともと炭鉱の販売をしていた人物。20代で出会った一杯のコーヒーが、彼の人生を大きく変え、今ではコーヒーの生産に日々探究心を持って取り組んでいます。
面白いのは、その製法。熱帯雨林であるインドネシアでは、豆を乾燥させる期間が短い「スマトラ式」という製法が主流ですが、この農園ではハニープロセスやナチュラル製法を積極的に導入しています。風味の豊かさと豆本来の個性を引き出す、高い技術とこだわりを感じられる取り組みです。真っ赤に熟したチェリーを一粒ずつ手摘みし、ゆっくりと乾燥させる作業は、手間暇かけて行われます。ナチュラルだからこそ手間がかかる。でも、だからこそ美味しい。
赤い果実のようなジューシーさ、澄んだ甘さをしっかりと引き出すために、何度も検証を重ね、BLUE SIX COFFEEらしい綺麗な味わいに仕上げました。
「コーヒーなんて、どれも同じでしょ?」そう思っている人は、まだまだ少なくないと思います。でも、農園の土壌や育て方、焙煎によって、大きな違いが生まれます。何年も世界をまわり、農園を訪ね歩いている僕でさえ、本当に美味しいコーヒーを探すことは、難しいことだと思っています。だから、「コーヒーなんてどれも同じ」と思っている人にこそ、ぜひ飲んで欲しい一杯です。
トロピカルフルーツを思わせる果実感、なめらかな質感、そして口に広がる豊かな香り。一杯のコーヒーに、スマトラの空気と農園の情熱が詰まっています。
美味しいコーヒー豆が手に入ると、いつ挽こうか、どうやって飲もうかと、自然と想像が膨らんでいきます。僕なら、中浅煎りの「INDONESIA GAYO」を、粗めに挽いて、コールドブリューに仕上げます。お気に入りのボトルに入れて、“MY COLD BREW”として持ち歩く。暑い1日、仕事が煮詰まってきた時に、自分で抽出した冷たいコーヒーを一口飲んで、仕事へのエンジンをかけるのです。
また、ある朝には、クロワッサンと一緒にホットコーヒーを。1日の始まりを気持ちよく迎えられそうです。
現地の農園から直接仕入れるダイレクトトレードによるFarm to Your Cupの一品。産地と一緒に味を育てる、そんなコーヒーが、ここにあります。
INDONESIA GAYO ¥1998(税込)
【INDONESIA GAYOのコーヒーはこちら】
そして、インドネシアを旅した様子をまとめた動画を、読者のみなさまに限定公開します!
豊かな土壌が育む美味しいコーヒー豆と、その未来をつくる人々が交差する、インドネシアならではのコーヒーシーンを巡りました。
最後に、昨年訪れたインドネシアのコーヒートリップの様子をお届けします。みなさま、コーヒーとともに良い週末を!
