プロテニスプレイヤー内山靖崇がVitro釜山オープンで優勝
BLUE SIX TRAINING CLUB強化選手の内山靖崇(積水化学工業)選手が韓国で開催されたVitro釜山オープンで優勝しました!!これで世界ランキングは241位から167位にジャンプアップ。5月末から始まる全仏オープン、7月のウィンブルドン、8月の全米オープンの予選出場をほぼ確定させました。
コロナ禍や怪我のため辛い時期もありましたが、約5年ぶりの6度目のチャレンジャー大会優勝は格別です。
釜山のコンディションはボールの回転がかかりにくく、バウンドも高く弾むため、最初はボールコントロールに苦労しました。テニスは開催地に到着して、数日の調整でコートやボールの状況に対応しなければいけないので大変です。
内山選手は、そのなかで1回戦と2回戦は相手によりミスのリスクを取らせるように、ゲームマネージメントして戦ったといいます。1回戦では日本代表として同じ舞台で戦ってきた島袋将選手を1時間強で抑え込み、2回戦では221位のスウィーニー選手(オーストラリア)をフルセットの末に破りました。
内山選手にとって今季1つ目の目標は、全仏オープン予選に出場できるランキングを取り戻すこと。タフなコンディションのなか、2回戦を突破時にその目標は達成することができました。しかし、これで満足することはありません。元78位、どうやって世界トップ100以内に入れるのかを知っている選手です。
徐々にコンディションにも慣れ始めた準々決勝からは、これまでより攻撃的にプレーすることが出来ました。ダブルスにも出場していたのでネットプレーの感覚がよくなり、準決勝、決勝は体力面が厳しいなかで状況判断が功を奏し、的確なプレーの選択ができたといいます。
優勝した時は、何よりも全米オープンまでの出場権となるポイントを獲得でき「2倍も3倍も達成感がある」と話しました。次の目標はグランドスラム予選でのシード権獲得。
世界130位以内を目指し、海外遠征を続けます。