Makers story〜新しい時代のモノ作り〜
やってみないと、わからない
UNCOLORED FESという、初めてのリアルイベントを開催しました。会場となった二子玉川ガレリアには、延べ12,000名ほどの人が訪れてくれました。改めて、ありがとうございます!
1年半ほど構想を練ってきたプロジェクトが、やっと“場”として立ち上がった瞬間です。この1年半、3Dの図面で見ていた会場が、いざ目の前に広がると、感無量な気持ちが半分、もう少し手直ししたい部分が半分……。
最終的に、現地の人の流れを見ながらキッチンカーの向きやゾーニングなどを少し変更して、初日を迎えることができました。イベントを3日間やってみて、ゲートやメインステージは作ってよかった、この什器はなくてもよかった、人の配置はこうしておけばよかった、など学びをしっかり得られました。初めてのフェスで得られた経験は、次回に活かすことにします。
そして、多くの方に会えたことが、まず何より嬉しかった。映画『The Taste of Nature Ⅱ』には、想像以上の応募があり、そこに対してどのくらい当選枠を出すべきか?というのは、やってみて初めて分かること。今回は120%で出したものの、空席がある回もあって、当選されなかった人を考えると、正直ちょっと悔しかったです。
それでも、約1000人の方が映画を観てくれて、その感想を直接聞けたことは、本当に大きな収穫でした。
「泣いちゃいました、頑張ってください」
「想像していたよりも、深くて感動しました」
「面白かった、本当に面白かった」
「静かに、でもちゃんと刺さる映画だった」
そんな言葉をたくさんもらいました。作品を作ることと同時に、届けることをすごく大切にしていますが、映画を制作面でも直接手掛けるのは初めてだったので、本当はドキドキしていて、怖いんです。
どんなふうに届くのかわからないし、途中で寝ちゃったらどうしよう……と心配していました。上映後、感動し、涙を流している人たちがたくさんいたことに、ホッとしました。小学校からの友人や、家族も見に来てくれて、嬉しかったです。会場で流した新作『LION NIGHT』のティザー映像も、手応えを感じることができ、Parisでの写真展に向けて勇気をもらいました。
ビジネス的にも、たくさんの学びがありました。
・劇場集客のノウハウ
・販売数は、僕のトークがあるかないかで変わるのか?
・時間帯や曜日による人の流れは?
・何を、どう売るのが正解か?
言葉にすると当たり前のようですが、実際にやってみるとぜんぜん違う。やってみて、初めてわかることの連続でした。そして来週はいよいよ、Parisでの写真展。今度は「届け方」をまた少し変えて、向き合ってきます。
