Vol.00

Coffee Trip -Clean Farm インドネシア-

世界各地の農園を巡り豆探しの旅をしていると、時々面白いことに出会います。インドネシアでは、農園の森の中にスタッフ用のカフェ? があったり、子供達がコーヒーチェリーを洗うプールの中で遊んでいたり。

インドネシアは世界第4位のコーヒー豆産出国。スマトラ島やジャワ島などでは、高品質なコーヒー豆を育てています。

15世紀にエチオピアで発見されたコーヒーが、イエメン、スリランカを経てインドネシアに渡り、コーヒーを世界的な飲料に押し上げます。

1696年、オランダ東インド会社はバタヴィア(現在のジャカルタ)に進出し、ジャワ島、スラウェシ島、スマトラ島などで大規模なコーヒープランテーションを展開します。

インドネシアの活発な火山は、コーヒー栽培に最適な土壌を形成し、特有の亜熱帯気候と重なり、インドネシアは世界的にコーヒーの重要な生産地となりました(コーヒの歴史は、いずれ書きたいと思います)。

さて、インドネシアのコーヒー農園 LOA FARMで私たちは“無濾過コーヒー”に出会いました。

無濾過コーヒーとは、フィルターを使わずにコーヒー粉を直接お湯に入れて作るコーヒーで、インドネシアでは「Kopi Tubruk(コピ・トゥブルック)」として広く親しまれています。

フィルターを使わずに飲むのは初めてだったのですが、フィルターを通さないことで、コーヒー本来の味と香りが強調され、口に含むと、シンプルな味わいが広がり美味しかったのです。

フィルターを使っていないので、カップに粉がたっぷり入っています。そのまま飲むと口の中が粉だらけになるので、熱湯を注いで2~3分待ち、粉が沈んだらゆっくりと飲み始めます。

「カップの縁を軽く叩くと粉が沈むよ」と現地の人に教えてもらいました。コーヒーは、場所や人によって味も飲み方も変わるのですね

面白い!

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