Vol.00

Coffee Trip -Clean Farm ベトナム-

豆探しのスタートは農園を見つけることです。

コーヒー豆の栽培には気温、湿気、雨量、土壌、人々など多くの要因が関係していて、栽培に適する場所は、電気や水道がまだまだ整っていない発展途上国ばかりです。

『カビ無しコーヒー 農園』と検索しても、ホームページが出てくるようなことではないのです。


コーヒー農園探しは難航しました。私たちは幸い、カカオ豆農園を営むアマゾン現地の人々との繋がりがあり、まずは彼らに良いコーヒー豆を育てている農園情報を尋ねて周りました。

いくつかの農園の情報を元に、現地を巡る旅の始まりです。行く先はベトナム、南米のグアテマラ、エクアドル、アフリカのエチオピアまで世界中に散らばっています。
時には20時間のフライトから、ジャングルのデコボコ路を12時間車に揺られ、コーヒー農園を巡ることもありました。

農園を訪ねる際の見るべきポイントは、

・土地の土壌・水質
・周りの環境
・人々

私たちが求めるコーヒー豆は、美味しいだけでなく、カビ無しコーヒーであることが必須条件なので、良いコーヒー豆を作る農園であっても、取り引きが出来ないことは珍しくありませんでした。

一つ目に私たちが出会った農園は、ベトナム中部の高地、美しい湖に隣接する田園地帯にあるエアロココーヒーファームです。

この農園では、有機栽培で自然に熟したコーヒーチェリーを厳選することを大切にしていて、施設の管理も徹底されていました。

肥料の基準も守られていて、安心できる環境が整っていました。そして何より、そこで働く誰もがハッピーで、コーヒー豆の栽培にポジティブなことが印象的だったのです。

この農園から私たちが買い付けている豆は、メジャーなアラビカ種に比べ約2倍のカフェインを含有する“ハイエナジーコーヒー”と称されるロブスタ種です。

スペシャルティコーヒーにこだわり、清潔な施設とハッピーなスタッフにより丁寧に生産している農園がエアロココーヒーファームだったのです。

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