Health Documentary:身体を変える、リアルストーリー
8月のテーマは「筋肉」。
BLUE SIXは、テニスのトッププロ選手が練習やトレーニングを行う施設「BLUE SIX TRAINING CLUB」を運営しています。今月は、スポーツ選手にとっての「筋肉」について取り上げます。
技術×筋肉=パフォーマンス
スポーツ選手は、テクニックだけで勝負しているわけではありません。どの競技でもプラスアルファのトレーニングが必須です。テニスでは、1日2〜4時間のオンコート練習に加えて、1〜2時間程度のトレーニングを行います。内容は、走り込み、フットワーク、ウエイトトレーニングなど。ウエイトでは、背中・胸・足・お尻など、威力のあるボールを打つために欠かせない筋肉を主に鍛えます。
目的は筋肉を大きくすることではなく、瞬発力・力の爆発力を高めること。特にテニスでは、ボールを打ってから相手に届くまで約2秒。サーブリターンでは、わずか1秒で反応しなければなりません。その一瞬に必要なのは、最大限のパワーとスピードです。
プロトレーナーに聞く「筋肉の本質」
テニス、バスケットボール、野球、アメフトのプロ選手を国内外でサポートする専属トレーナーに話を聞きました。どの競技にも共通する大切なことは「まず身体のベースを作ること」。競技ごとに使う筋肉は異なっても、土台となる筋力がなければ競技力は伸びません。そのうえで、競技特性に合ったトレーニングを追加していきます。
・横の動きや切り返しは多くの競技で共通
・アメフトのように体格のよさが求められる競技もある
・ベンチプレスやスクワットなどの基本的なトレーニングはどの競技にも重要
一流選手ほど、技術以前に「身体づくり」に時間とエネルギーをかけています。
日本人選手と外国人選手の差とは
「外国人選手は身体が大きい」と感じたことはありませんか?もちろん遺伝や体格の差もありますが、もうひとつの違いが“ウエイトトレーニングへの意識”です。彼らは日常的にウエイトトレーニングを行い、試合後も自らを追い込み鍛えます。
一方、日本では技術練習が優先され、ウエイトトレーニングが軽視される傾向も。その意識の差が“身体能力の差”に現れているのかもしれませんね。スポーツ選手にとって筋肉は、競技で戦うための土台。そしてその土台と真剣に向き合い、鍛え続ける日々の積み重ねが、大きなパフォーマンスを生み出しています。その姿勢に、私たちの毎日の健康づくりのヒントがあるかもしれません。
Find your own standards.
