Roaster's Voice
一般的なコーヒー豆に比べ、エル・アグアカテ農園の豆は多孔質でポテンシャルの高さを最初から感じさせるものでした。
このポテンシャルをどこまで引き出せるか、がBLUE SIXの焙煎チームにとっての課題でした。ジューシーさや、華やかさといった引き出したいフレイバーに対し、焙煎時の色づきが一般的な豆に比べると早く、見た目での焼き具合が判断できず、生焼きや焼き過ぎにより、味わいを安定させるのが難しい豆でもありました。
焙煎量、焙煎時間、香り立ちのタイミングを何度もテストし、焙煎のベストタイミングを見つけ出しました。
洋梨やスモモのようなジューシーさと、カシューナッツのようにほんのり甘さのある柔らかいアロマが特徴です。
カップオブエクセレンス上位受賞の高品質
品質や美味しさだけでなく、廃棄物をすべて再利用し、土壌の肥料とするなど、持続可能な循環型の農業システムを作り上げています。エル・アグアカテは、クリーンコーヒーを生み出すサスティナブル農園でした。
2010年にゴンザロさんとスサーナさん夫婦で始めたコーヒー農園は、2018年に孫のパブロさんが加わり、2021年にはカップオブエクセレンスで第2位を獲得するほど、高い品質で知られるようになりました。
トップクラスの品質管理体制
コーヒー豆の美味しさは、自然環境と農園の管理体制
・栽培
・精製
・乾燥
この3つの作業を丁寧に行なっているかにかかっています。
エル・アグアカテ農園では複数の品種のコーヒー豆を栽培しています。品種ごとに最適な成熟時期を見極めるために、ブリックス糖度計を使い、複数回に分けて果実の糖度やサイズ、色の確認を行い、収穫時期を決めていきます。
また、人の手により収穫された果実は、さらに選別され、ウェットやナチュラルなど発酵、精製の工程がそれぞれの品種ごとに組まれています。
乾燥方法も品種に合わせており、豆の状態により乾燥時間を変えたり、温室を活用するなど、湿度と温度管理を徹底しています。