2024.03.10

BLUE SIX OWN STANDARD LETTER vol.10

BLUE SIX OWN STANDARD LETTER
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「BLUE SIX OWN STANDARD LETTER」は毎週届くニュースレターです。未来の健康とスポーツの交差点を探り、皆様に有益な情報をお届けします。
NEWS
抽選枠 残りわずか!!BlueSix Coffee初のトークイベントにぜひお越しください!!

「Project Top 100 グランドスラムへの道 ゲスト:日本代表 内山靖崇 選手」
元世界78位、100を切った数少ない日本人テニスプレーヤーの1人である内山靖崇選手をお招きし、怪我に悩まされてランキングを落とすも、復活をかける今の想いと、現状を聞き出します。グランドスラムに届くのか!

日時 3月19日(火) 19:00〜21:00
場所 BlueSix Coffee MAP
参加費 無料 ※店舗にてワンドリンクオーダー制

応募締め切りは、明日3月11日(月)まで!お早めにご応募ください!
※抽選結果は、12日以降、当選者の方へのメールで発表します。

安達建之と内山靖崇選手の貴重なセッション、ぜひBlueSix Coffeeへお集まりください!

抽選応募フォームはこちら

Makers story
〜新しい時代のモノ作り〜
BLUE SIX 公式オンラインショップボタン
Direct Trade (ダイレクトトレード)
Written by Tateyuki Adachi

2021年、コロナがまだ世界中で暴れていた時に、南米、アフリカ、そしてベトナムへ、コーヒー豆を探す旅が始まりました
その理由について、僕が体験したリアルな話をしたいと思います

2016年、東京・中目黒に小さな工房を持つチョコレートショップを開業しました
“green bean to bar CHOCOLATE”という、カカオ豆と砂糖だけで1枚のチョコレートを、最低でも1ヵ月以上かけて作り上げるお店です
開業前、最初に始めたのがカカオ豆を探すことでした。Bean to barで使うのは、ハイクオリティーのカカオ豆だけ。カカオの全体量からいえば5%以下のTop of top の豆だけを使用します
これがとても大変だったのです……
カカオは通常、カカオベルトと呼ばれる、いわゆる亜熱帯の地域に生息しています
そこで僕は、南米はベネズエラから始まり、アフリカ、アジアと15ヵ国以上の評判の良い農園に出向き、豆のクオリティーや労働環境をチェックし、直接輸入することにトライしました
一番遠い農園は、南米ボリビアのジャングルの中にあり、日本からは4日かかるんです

ペルーにある、素晴らしいカカオ豆を栽培する農園に行った時のことです。農園の生活があまりにも貧しいので、農園から我々の店まで、いくつの業者が携わっているのかを確かめてみました
なんと、そこには "14" の業者が入っていたのです
僕らは、豆を発酵させ乾燥させた状態で出荷する発酵場に協力を仰ぎ、仲介業者を入れずに、直接契約したいと交渉したのです
取次だけで14あったものが、農園、発酵場、運送会社の3つになり、農園の収入は大きく増えたのです
これを、「ダイレクトトレード」といいます

しかも、中抜きしていた業者の多くは、フェアトレードを謳っていました
これは、ほんの一部の小さな出来事ですが、フェアトレードマークが付いていれば安心、というわけにはいかないのです

これ以外にも、カカオのクオリティを上げようとボリビアで研究所を作り、PJ(プロジェクト) に取り組んでいた最中、1人の男性がPJのお金を持ったまま行方不明に、なんてことも
電気もガスもない地域なので、銀行もありません。誰か信用出来そうな人にCashを預けていくしかなかったのです
発展途上国の厳しい現実はたくさん見てきているので、これまでの経験を、コーヒービジネスに生かさなければいけません
なにしろコーヒー農園は、カカオ農園のすぐ隣にあるのだから

これが、BLUE SIX COFFEEがダイレクトトレードを行うと決めた理由です
what will be,will be
今週は、アスリートのスペシャルインタビューをお送りします。

BLUE SIXには、プロスポーツ選手の育成をメインとした、BLUE SIX Training Club (B6TC) というスポーツチームがあります。
今回は、そのB6TCで活動するプロテニスプレイヤー、内山靖崇選手のインタビューです。
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Project Top 100

元世界ランク78位と、世界ランク100位を切った数少ない日本人プロテニスプレイヤーの一人である内山靖崇選手。22年、23年シーズンは怪我に悩まされ、ランキングを落とすも、復活にかける想いと、現状をお聞きしました

内山)昨年末からテニスの調子は上がってきていて、テニスは良くなっています。5大会中、3大会でBest 4に入っているので、良いスタートが切れたと思っています。
身体さえ持てば、もう少し勝てる感触は持っています。

安達)良いスタートが切れているのですね。内山選手にとって、テニスが良い、というのはどういう状態なのですか?

内山)スムーズになるのです。自分の思った所に、思っているボールが打てている感じがあるので、動きもスムーズになり、試合全体の流れがスムーズになります。そうなると、ラリーも作戦も組み立てやすくなるので、ポイントを取られたとしても納得がいく形が多くなります。
そうでない時には、オフバランスで打たされることが多くなるので、身体にも負担がかかり、怪我にもつながりやすくなってしまいます。

安達)その良い状態は、いつ頃から感じていたのですか?
内山)きっかけは昨年の秋、上海マスターズの予選決勝です。負けてしまったのですが、すごくレベルの高い試合が久しぶりに出来た感じがしました。そこから次のジャパンオープンで強い選手に勝つことができ、このパフォーマンスを出せるならまだまだいけるな、という感覚を掴めました。

安達) 秋の上海がきっかけ、だったんですね。

内山)結果が出る前は、何か「予兆」みたいなものがあるのです。負けたけれども良い試合ができたとか、練習でも良い感触が長く続いているとか。

安達)なるほど、なるほど。今までにも「良い予兆」があるようなことは、何度か経験されてきているのですか?

内山)ありますね。そういう試合があります。メンタル的にものすごく苦しい試合を、がむしゃらにでもしがみついて、泥臭くても勝ち切った時に、プレッシャーから解放され、その後の試合から力が抜けて上手くいき出すことがあります。

安達)面白いです。

内山)毎年シーズン最初の1月、2月はあまり成績が良くないのですが、今年は良いスタートが切れています。グランドスラムの予選が見えてきているので、そこに戻れる感触を今は持てています。

安達)そうですか、それは嬉しいNewsですね。
長いシーズンなので、良い感触がなくなったり、悪いリズムに入ってしまうこともあると思いますが、「悪い予兆」みたいなこともあるのですか?

内山)僕の場合、良い感触がなくなるのは、ほとんど怪我が原因なんです。試合をリタイアすることになったり、長期離脱してしまったり、と。2019年にキャリアハイを更新し、70位台に入ったのですが、その年の最後にあったデビスカップ、フランス戦で指を骨折してるんです。ダブルスの試合中にボールを追いかけて電光掲示板に指をぶつけ、そのまま無理をして最後まで試合をやったことで、オフに入っても数週間テニスができず、練習を再開しても怪我をかばってまた別のところを故障してしまうという。悪いリズムになってしまいました。

安達)あの試合は確か、その年の世界最強ペアが相手でしたよね。
内山)そうなんです。ツアーファイナルでも優勝しているペアで、かなり良い試合でチャンスだったので、途中でやめるわけにもいかず……。
安達)なるほど、やはりアスリートは怪我をしない身体作りや、怪我と上手く付き合っていくことが求められるのですね。

内山)そうなりますね。
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安達)さて、日本の若手選手は、ジュニアの時代に活躍し、プロに入ってきていますが、フューチャーズ大会(下部大会)を抜けられずに苦しみ、そのまま停滞してしまう選手も多く見ます。BLUE SIX Training Clubにも若手選手がいますが、彼らはどうやって、厳しいプロの世界で勝ち上がっていけばよいのでしょうか?

内山)一つ思うのは、ジュニア時代に強かった選手がプロの世界に入ってきます。自分の年代の1位、2位の人なので、それまであまり負けた経験をしていない、勝つのが当たり前だった選手がプロの世界に入り、思うように勝てず、現実をうまく受け止められないことがあると思います。

安達)現実を受け止められないとは?

内山)実力不足です。まだプロの世界で勝てる実力が備わっていないという現実を、受け入れられないのです。この世界で上に行きたいのならば、ここからハードな練習を毎日繰り返していかなければ、フューチャーズ(下部大会)を抜けられないのに、それを素直に受け入れることができなかったりします。
自分では、すぐにフューチャーズは抜けられると思っているのですが、現実はそう甘くないのです。力も経験も違い、年齢だって15歳上の選手と戦うこともあるのですから。

安達)そうですよね、皆必死ですしね。内山選手は若手時代にどれくらいハードな練習をしてきたのですか?
内山)僕はかなり厳しい練習を積んできたと思います。とにかくコーチが厳しかったので、誰よりも練習してきたと言ってもいいと思います。
ある時、僕がまだ下部大会に出ている時です。遠征中の試合が終わってコートで練習してる時に、コーチから「この大会に出ている選手の中で、将来100位に入りそうな選手はいると思う?」と聞かれたことがあります。

安達)なんて答えたのですか?

内山)いないと思うと答えました。それは遠征先で試合が終わって、コートに戻りヘトヘトになるまでボールを打っているのが、僕だけだったのです。僕の体格があっても、外国人の選手にパワーで対抗するのは難しいです。彼らよりも技術を磨き、コートの中を最後まで走り続けられる体力が必要なのです。そのためには誰よりも練習するしか方法がないのです。
現代的な効率のよい練習方法ではない、と思うでしょうが、実はトップ選手は相当ハードなトレーニングを積んでいますし、体格のハンデがある日本人はやり切るしかないと思います。

安達)プロになるには、覚悟が必要ってことですね。
内山選手のコーチである増田さんに話を伺った時に、プロでは、ジュニア時代の成績は全く関係なく、プロになってからどれだけ努力を続けられるかだと言っていました。

内山)本当にそうだと思います。
若い選手には、コーチや僕ら先輩の言っていることを素直に受け入れ、誰よりも練習してほしい。僕は、彼ら若手のお手本になるべき立場の現役選手なので、「ゴールへの歩き方」を、行動で見せていきたいと思っています。

3月19日BLUE SIX COFFEEにて、内山選手のトークイベントが開催されます。
このNews Letterトップのイベント告知から申し込み受付しています。
Wildlife Photography
〜ネイチャーフォトの世界を覗いてみる〜
photo by
TATEYUKI ADACHI
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角がなんともカッコよい、迫力満点で
普段の生活には出てこないバッファロー。出てきても困るけどね

SONY a1 14mm f1.4
f 7.1 ss 1/500

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